はじめての七草粥


 今日は1月7日、仕事始めの日でした。といっても、個人的にはオンとオフがあまりないというか、それを気にしない性分なので、仕事納めとか仕事始めって聞いても特別な意識はないんです。

 暦の上では、1月1日元旦から7日までの「松の内」が終わり、2月の大寒まで厳しい寒さが続く「寒の内」に入りますね。そして、今日は「七草粥」を食べる日でもあります。食べ物の旬を味わうのは大事だと思っている方ですが、まともに食べたのは今回が初めてです。
 春の七草を具材にして、その年の無病息災を願いながら食べるって言いますよね。それと同時に、年末年始の飲みすぎ・食べすぎで疲れた胃を休めるためとも言われています。

 ホント、まさにこれなんですよ。年末年始は連日飲んで食べての繰り返しだったんですけど、それでもお昼を過ぎればまた体調も復活してたんですけどね。昨日から途端に絶不調で、お酒の抜けが悪いし食欲もないし・・・急にやってきたって感じですよ。仕事始めのせいもあるかもしれないですけど(笑)
 たまたまスーパーの野菜売場に、『春の七草セット』なるものが売られていたので、レトルトのお粥といっしょに買ってきました。本当はお米を研ぐところからやってお粥にしたかったんですけど、そこはご愛嬌ということで。

 食べながら、「春の七草」についてお勉強しました。
 【1】なずな・・・撫でて汚れを取り除く、という意味。利尿・解毒作用があり、腎臓と肝臓を整える。高血圧の予防に効く。
 【2】はこべら・・・茎に葉がたくさん付いている様子から、繁栄を表す。止血・利尿作用があり、歯ぐきや皮膚の腫れ痛みに効く。
 【3】ごぎょう・・・人型のことで、仏の体を表す。たんぱく質やミネラルが豊富。咳や痰を取り除き、のどの痛みを抑える。
 【4】すずしろ・・・大根のことで、その色から潔白を意味する。ビタミンC・鉄分・食物繊維が豊富で、消化や二日酔いに効く。
 【5】せり・・・若葉が伸びる様子が競い合っているように見えることが由来。ビタミンCやミネラルが豊富。食欲増進、貧血予防に効く。
 【6】すずな・・・かぶの古い呼び名で、神を呼ぶ鈴を意味する。葉はカルシウムやカリウムが豊富。
 【7】ほとけのざ・・・葉の付き方が仏様の蓮座に似ていることが由来。葉の丸い形が蓮の花に似ていて、高血圧予防に効く。

 ふむふむといった感じなのですが、これだけ種類があったら見分けるのも大変ですよね。
 一年に一回じゃなくて、こういうカラダに優しい食べ物を週1回でも食べるとか、休肝日を作ってあげるというのは、とっても大事なことなんじゃないかと新年早々気づかされるのでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA