スターバックスに学ぶ、洗浄器具の管理

コーヒーは割と好きな方なので、一日に一杯は飲んでます。
コーヒーの香りは、小さい頃から好きだったように記憶しています。
〇〇ラテやモカといったものではなくて、砂糖を少しだけ入れたシンプルなドリップコーヒーが好き。
といっても、好みの豆の産地があるとか、豆の違いがわかるとか、全然そんなレベルではないんですけど。

よく利用しているスターバックスのお店で、いつものようにドリップコーヒーを注文して、受け渡し場所で待っていた時にふと気がついたことがあるので、紹介しますね。
品質管理に携わった経験があると、細かい所が気になってしまうのです。
ただただ、食べて飲んで「旨い!」とか言ってるだけの人間ではないんですよ(笑)

スターバックスのカウンターの中を覗くと、色違いで2種類のダスター(テーブルふきん)が置いてあります。
店内の雰囲気への配慮だと思うのですが、色の系統は同じでも、よく見ると明らかに色が違うんですよね。
なぜだかわかります?
ヒントは、「ソイラテ」。察しの良い方なら気づいたかもしれませんね。
目的はそう、『コンタミネーション』の防止なのです。
もしダスターを区別していなかったら、豆乳の商品を注文された方が、乳にアレルギーを持っていたときに、牛乳が付いているダスターを使ってしまった場合、乳成分が豆乳の入ったコップについてしまう恐れがありますよね。
そんなことで?って思うかもしれませんが、食物アレルギーは微量でも引き起こりますので、充分な注意が必要なのです。
ダスターの管理を色で分けることによって、初めてアルバイトにきたスタッフの方でも容易に判別できますよね。
彼らは注文を受けて商品を素早く正確に提供するという実務がありますから、いちいち頭で考えていたのでは全体の作業効率が下がるうえに、事故も起こりやすくなります。
だからこそ、「誰にでもわかる」というのが重要なのです。
レジの外から見た僕にだってわかるし、外国人スタッフの方だって簡単に認識できますからね。

ついでに言えば、置き場所も重要なポイントです。
せっかく色で使い分けていても、乳に使用したダスターと、乳を含んでいないダスターを重ねて置いてしまったら、まったく意味がなくなってしまいます。
必然的に、ダスターを洗う時も別々に行うことになるのです。全工程で互いが交わることのないようにするのが肝心です。

この辺りの細かい品質管理まで行き届いているからこそ、スターバックスはグローバル企業として成長できるのでしょうね。

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