スムーズにセカンドオピニオンを受けるには・・・


 ここ何日か空気が冷たいせいか、寝床の暖かさから離れられない日が続いています。ようやく冬らしい寒さになってきましたね。とはいえ、暦の上ではもう春なので、寒の戻りというのが正しいんでしょうけど、今年はあまり寒さを感じませんでしたからね。はたして「戻り」なのか?という疑念は残りますけど(笑)

 久しぶりに研修を受けてきました。何の研修かというと、医療情報や制度についての周辺知識の勉強ですね。仕事柄、それを知ってると役に立つこともありまして。

 勉強した内容を1つだけ紹介すると、『セカンドオピニオン』って聞いたことありますか?広い意味では、「よりよい決断をするために、当事者以外の専門的な知識を持った第三者に求める「意見」、または「意見を求める行為」のこと」という意味なんですが、日本では一般的に医療分野で使われる用語です。

 要するに、患者さんが納得のいく治療法を選択することができるように、治療の進行状況や治療の選択などについて、現在診療を受けている担当医とは別の医療機関の医師に「第2の意見を求めること」を指します。ここで注意しなければならないのは、あくまでも「第2の意見を求めること」であって、「別の医者を紹介すること」ではないということですね。第2の意見を求めた結果、他に最適な治療方法などがあって、それを選べる状態になって初めて「紹介」ということになるわけです。

 自分が不勉強だったんですが、このセカンドオピニオンにもちゃんと診療報酬が払われる仕組みになってるんですね。セカンドオピニオンを受ける際、初めの医師が判断した医療情報(レントゲンや検査票など)をすべて揃えるわけなんですが、そのために「診療情報提供料」として、500点(1点10円)が報酬として支払われるようになっているそうです。たしかに、この仕組みがないと「めんどくさくてやってられるか」ってなりますもんね。

 とはいえ、なかなか患者(素人)の立場で、医師(先生)に向かって、「セカンドオピニオン受けますんで、そこんとこよろしく~」とは言いにくいですよね・・・それに、病気であることを告げられたタイミングで、はたして冷静でいられるかどうか。僕でもわかりません。
 そんな時に覚えておいてほしいフレーズが、「家族(息子・娘・兄弟姉妹)が、どうしてもセカンドオピニオンを受けろって言うんです」という台詞。どうです?ストレートに依頼するより、幾分か言いやすくないですか??
 ご自身が重大な病気に罹ってしまった時や、もちろんご両親がそうなってしまった時のためにも、頭の片隅に入れておいてくださいね。

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