15年経ってハマるとは・・・


 最近のもっぱらのBGMは、男性4人組のギターロックバンド、『アジカン(アジアン・カンフー・ジェネレーション)』です。この2ヶ月くらい、ずっと聴いています。何をいまさらって感じに聞こえるかもしれませんが、やっぱりタイミングってあるよねって話。

 彼らがメジャーデビューしたのは2003年なんですけど、それは僕がちょうど大学3年生の時でした。もちろん、当時から彼らの存在はちゃんと認識していましたよ。でもね、その頃は「何だ、こいつら」としか思わなかったんですよ。近所のコンビニに行くような恰好で出てきて、ギターをかき鳴らしてね。まぁ琴線に触れなかったってことなんでしょうね。(ファンの方申し訳ないです・・・)

 それまでのロックバンドって、ヴィジュアル系の名残があって、見た目はビビッドだったり、あるいは黒のスーツでシックに統一してたりしたわけですよ。というより、その頃はRAP系の音楽(KICK THE CAN CREW, RIP SLYMEがその筆頭)が盛り上がってましたからね。ロックバンドっていうもの自体があまり聞かなかったと思います。BUMP OF CHICKENくらいかな。
 ギターをやっていた僕からすれば寂しい気もしたんですけど、当時はカラオケでRAPをどれだけ歌えるかっていうのが仲間内で流行っていたということもあって、自然と聞かなくなってしまってたんですね。

 それ以来、アジカンという存在を知りながら、全く触れる機会がなかったという。それがまさか、15年くらい後になってハマるとは・・・(笑)
 この『リライト』という曲は、アニメ『鋼の錬金術師』のオープニングテーマに起用されて、シングルとしてはバンド初のアニメタイアップソングだったんですよ。「消して~リライトして~~!」って叫ぶサビの部分だけは、耳に残ってましたからね。相当ヘビーローテーションナンバーだったんだと思います。

 アジカンの曲って、カチッとしてないんですよ。ラフな開放感の中でやってるというか、それでいてキメるところはバシっと締めてきて。リライトの展開なんて、疾走感を持ったままラストまで走りきっていて、すごくカッコいい。
「消して リライトして」って詩が良いですよね。たまたま年始だったということもあるんですけど、今までのことは全部書き直しちゃったら良いじゃんって気持ちにさせてくれる曲です。
 僕の場合は、テンションをあげるために、朝に着替えをしながら聴いています。ただ、ギターをやっていたせいか、指が勝手に動いてしまって、曲が終わるのを待たないといけなかったりするんですけどね(笑)

 まぁ何にしても、固執したり執着したりするのは良くないなって、今回あらためて思いました。「こだわる」っていうのは、時として後退を生んでしまうんじゃないかなと。「自分は〇〇しか聴かない」って拒絶するんじゃなくて、常に平静で聡明な視野で判断していきたいですね。
 ちょうど先月だったかな、新しいアルバムを出していて。彼らは今年全国ツアーをするみたいなんで、何としてでも行ってやろうと思ってます!

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