フジ

 書くことって大事だな~って、あらためて認識しています。というのは、この『季節の花』を書き始めてから、いろんな花が目に留まるようになりました。今までは単なる「黄色の花」という具合に、ぼんやりとした認識でしかなかったのが、花びらや葉の形・色・ツヤなどがちゃんと視界に入ってくるようになったんですよ。

 今回のフジもそうで、「紫の花」という認識でしかなかったのが、これは・・・?というように、頭の中で考えて調べるようになりました。フジという花をきちんと認識できるようになったのは、生まれて初めてですよ。何の役に立つのかなんてわからないけれど、単純に楽しい!

 それで、今まで疑問に思っていた謎が解けました。毎年この時期、電車の車窓から山肌を眺めていると、所々ピンクがかっている箇所が目につくんですよ。季節外れの桜もあるんだな~ってずっと思ってたんですけど、実はフジなんですね。

 フジの花の紫色って、アジサイのそれとは違って、淡い色合いですよね?だから、遠目から見るとピンクっぽく見えるんですよ。緑の木々の間にポツンとあるもんだから、よけいにそう見えるということです。このことがわかって、とってもスッキリしたのでした(笑)

フジ
≪識別ポイント≫紫花の総状花序が垂れ下がる
≪名前の由来≫吹散の略といわれている
≪花ことば≫陶酔
≪特徴≫
ノダフジのつるは右巻きで、ヤマフジのつるは左巻きになる。花の色ごとにアケボノフジ(淡桃色)、コクリュウ(濃紫色)などがある。原産地は日本。

 何気ない日常の暮らしの中でふと目にした花を見て、「きれい」とか「愛らしい」とか感じるって、とても大事なことなんじゃないかと思います。
 僕は亥年生まれのせいもあってか、猪突猛進なところがあります。でも、脇目をふりながら寄り道をするイノシシでありたいのです。置いて行かれてもいいですよ。だって、その方が楽しいから。
 ではまた!

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