実家の庭にこんな立派な梅の花が咲くなんて・・・すっかり忘れてしまっていました。思えば、帰省の時期は大体似たようなものなので、葉が生い茂っていた状態か枯れている状態しか見ることがなかったんですね。

今回は祖母の葬儀があって急遽帰省することになったので、いつもとは違った景色を見ることができました。祖母は91歳でしたが、最後は老衰で誰にも迷惑をかけずに亡くなったのは見事としか言いようがありません。おまけに、庭の梅の花でさえ満開にして逝くなんて・・・

そういえば、祖父が亡くなった年(1996年)も、畑に植えてある柚子の木に溢れるように実がなったんですよね。その柚子の木は僕が小学校の購買で買ってきて、祖父が畑の隅っこに植えてくれたんでした。

庭にある梅の木は、僕が物心ついた時にはすでに大きな状態でしたから、僕が生まれる相当前からあったのだと思います。もしかしたら、祖母が幼かった頃からすでにあったのかもしれませんね。そう思うと、まさにあっぱれの人生です。

≪識別ポイント≫早春を代表する花木
≪名前の由来≫江戸時代に梅を「ムメ」と呼んだことから
≪花ことば≫上品な美しさ
≪特徴≫
中国から渡来した樹木。300以上の品種があり、野梅性・紅梅性・豊後性・杏性に大別される。葉に先立って咲く花は、径2-3cmで花びらが5枚あり、独特の芳香がある。

何気ない日常の暮らしの中でふと目にした花を見て、「きれい」とか「愛らしい」とか感じるって、とても大事なことなんじゃないかと思います。僕は亥年生まれのせいもあってか、猪突猛進なところがあります。でも、脇目をふりながら寄り道をするイノシシでありたいのです。置いて行かれたってイイんですよ。だって、その方が楽しいから。ではまた!

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