伝説のすた丼屋のマンモス焼肉丼


 その土地その場所でしか食べられない物って実際にあって、関東出身で大阪に住んでいる僕なんかからすれば、「えっ置いてないの!?あぁ全国区じゃないんだ・・・」って思うことがしばしばあります。『ペヤングソース焼きそば』だって、東方面でしか売ってなかったしね。大阪に越してきた時(2006年)なんか、食べたくなってお店を2,3店舗探し周った記憶がありますよ。それでも時代の流れで、大手と呼ばれる広域スーパーやコンビニの影響もあって、昔は「エリア限定」だった食品が幅広く流通するようになっていたりしますね。
 『伝説のすた丼屋』も似たような感じで、以前は大阪では食べられませんでした。東京に行ったら食べられるのかっていうと、それがまたそうでもなくてね。東京と言っても、東京駅から電車で40,50分行った多摩(駅で言うと、立川・国分寺など)と呼ばれるエリアにお店を出しているからなんです。学生時代、多摩に下宿したこともあって、ちょくちょく通っていたんです。ニンニクの香りが効いた、秘伝のタレに惚れてしまいましてね。ニンニクとデカ盛り好きにはたまらないお店なんです。テレビや雑誌でも紹介されていますしね。
 でも、働き始めてからは全然行けなくなってしまって。。東京出張の機会は年に数回は会るんですけど、多摩の方までは行く機会はめったになくて、やっぱり、新宿・品川・池袋のような山手線内で移動は完結してしまいますから。行けたとしても、ニンニクの香りが残ってしまうので、仕事中はなかなか難しいものがあるんですよ。そういうこともあって、僕の中では「学生時代の思い出の味」という位置づけになっていました。それが、関西に出店する(大阪は梅田となんばの2店舗)ってなったら、ついに来たかー!って嬉しい気持ちになるのです(笑)実際、出店したのはもう何年も前のことなんですけど、やっぱり嬉しいもんですよ。
 世界地図で見たら、極東の小さな島国(ヨーロッパを起点にした世界地図を見ると余計にそう感じる)でさえ、地域によって風習や言葉が違うんですからね。「文化」って何なんだろうって、いつも思います。だから、『すた丼』という食べ物が、関西に受け入れられるかどうかっていうのには、すごく興味がありました。ファンとしては頑張ってほしいという気持ちがありますし、それは今でも変わらず思ってます。だって、すぐに撤退しちゃうお店もありますからね~。もちろん、味が受け入れるられる・受け入れられないの前に、人の手配とか運営上の問題が原因で余儀なくそうなるケースはあるとは思うんだけれど。そう考えると、お店がちゃんと続いているっていうのは、嬉しいことですね。
 ここのお店は、時期によって限定メニューを出すんですけど、今回は『マンモス焼肉丼』なるパンチの効いた一品です。ニンニクの芽や玉ねぎと一緒に炒めた、牛カルビ・牛小腸(マルチョウ)・豚カルビの3種類の肉が、ボリュームたっぷりのご飯の上に乗っかっています。メニューには「三味一体」なんて書いてあります(笑)ニンニクの風味が効いた甘辛いタレも旨し!マヨネーズと生卵が付いてくるので、よりジャンキーでコクのある味わいが楽しめます。このスペックで、980円(並盛)。下手な焼肉を食べるよりも、断然値打ちがあると感じるのは、僕だけではないと思います。今後も期待しています。

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