ちょっぴり洋風な雰囲気を醸し出す 京つけめん・つるかめ本店の魚介醤油つけ麺


 先週末くらいから急に寒くなってきましたね。朝起きる時、布団の暖かさから離れられずにダラダラとしてしまっています。もともと朝が強い方ではないんですが、冬の朝に延々と布団の中でゴロゴロしていることに幸せを感じたりもしますね。この日の仕事は京都でした。やっぱり大阪よりも寒い・・・駅に着いて地上に出てみたら、空気がピーンと張り詰めていました。
 仕事がひと段落した時にはちょうどお昼前くらいだったので、せっかくなので京都でラーメンでも食べていこうと思って、『京つけめん つるかめ本店』に訪問。たまに無性につけめんが食べたくなる時って、ないですか?(笑)なんだろう、のど越しが欲しいというか。僕だけかなぁ。。
 水切りした麺を熱々のスープにつけて食べる「つけめん」が、ラーメンのレパートリーの一つに定着して久しく経つけれど、そもそものルーツってご存知です?
 諸説あるんですけど、東池袋・大勝軒の大将、故・山岸一雄氏がその創始者と言われています。山岸さんはたくさんの弟子を育てて、東池袋・大勝軒の味は全国各地に広まりました。タイミングが良かったというのか、2000年代初頭に起きた豚骨魚介ダブルスープの流行の影響もあって、一大つけ麺ブームを起こしたんですよね。たまに、麺とスープを分ける意味が理解できないという方もいらっしゃるんですけど、つけめんは「麺を食べさせる」っていうのがコンセプトなんですよ。そこを起点として食べてもらえば、たぶんわかってもらえると僕は思ってます(笑)関西でも、つけ麺専門店がちょこちょこできるくらいだから、だいぶ市民権を得たんだなーって思います。
 ラーメン屋さんの店内って、中華屋さんだったり和食屋さんのテイストが多いと思うんですけど、ここのお店はちょっと違うのです。カウンターが赤のタイルでできていて、ビビットでイタリアンバルのお店に来たような感じ。一言でいうと、カワイイ。って思いながら待っていたら、出てきたつけ麺もまたステキ!パスタの器みたいでしょ?これアリやなって思いましたね。
 でね、麺の上にメンマとのりが乗っているですけど、「磯のり」なんですよ。普通は、朝ごはんで食べるような板状ののりがスープに入っていたりするんですけどね。これだと、あたりまえなんですけど、のりがぐでーってしなびてしまうんですよ。かといって、巻いて食べるもんでもないですし。かといって、刻みのりでも風味がイマイチというか、スープの濃さに負けてしまうんですよ。そう考えるとね、「磯のり」を使うってナイスセレクトです。風味がすごく良い。
 食べているとスープに変化をつけたくなってきたんで、卓上の調味料を物色していたら、「酢ニンニク」なるものを見つけてしまいました。これ、初めてみたかも。興味本位で入れてちょびっとみたら、これがまた旨し!まろやかになるんだけど、ニンニクのパンチがまた盛り返してくれるようで、とっても良い感じになります。これはおもしろいですよね~。気に入ってしまいました。
 麺の大盛りまでは料金変わらず(写真は大盛りです笑)、お昼のみライス無料です。店内はカウンター8席のみで、人ひとり通るのがやっという狭さなので、軽装で行くことをお勧めします。

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