「24時間営業」はもう限界? パート1


 大阪で暮らし始めてから、今年で13年目になるんだけれど、周りの景色がだいぶ変わりました。それもそのはず、干支は一周しちゃったし、当時生まれた子は今年から中学校に入学するんですからね。

 その中のひとつに、コンビニの店舗数がグッと増えました。中でもセブンイレブンの勢いはすごいですよ。僕がやってきた2006年時点では、大阪市内でセブンイレブンを探すのがやっとだったと思う。当時はまだスマホなんて普及してなくて、地図アプリやGPSの精度も今とは比べ物にならないくらい劣っていたからというのもあるんですけどね。

 当時、僕の頭の中には、東のセブンイレブン/西のローソンという構図があって、大阪の駅前には「LAWSON」の看板があったイメージです。現に自宅の最寄り駅の前にはローソンが立っています。
 でも、時が経つにつれてセブンイレブンの看板が目立つようになってきたんです。今度は逆にLAWSONを探さないといけないくらい、勢力が反転してしまいました。自宅の近所のセブンイレブンを数えると、500m圏内に4軒、1km圏内にすると2軒増えて6軒になります!

 ところが最近、そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのセブンイレブン本部が、FC(フランチャイズ)オーナーともめているみたいですね。

 ニュースを見てみると、東大阪市にあるセブンイレブンの加盟店舗が、オーナーの判断で2月1日から深夜営業を取り止めて、24時間→19時間営業に変更したんだそう。それに怒った本部が24時間営業に戻さないんだったらFC契約を解除するし、言うこと聞かないんだったら違約金として約1700万円を請求する!って話。

 人手不足でなかなかアルバイトが見つけられない中で、オーナーはスタッフとして働いていた奧さんが亡くなる前から、セブンイレブン本部に対して営業時間の短縮を申し入れてきたのに、認められなかったみたいですね。たしかに、コンビニをよく利用する僕からすると、深夜にお店で働いているのはたいていオーナーらしき年配の方が多い印象を受けます。

 セブンイレブン本部は、オーナーの奧さんが亡くなる直前に、1週間ほど店舗にサポートスタッフを派遣して対応したみたいなんですが、あくまで「スタッフ確保はオーナーの責任」というスタンスは変わらなかったみたい。

 似たようなことがたしかあったよなぁと思ったのが、昨年の福井県の大雪ですね。大雪の影響で、お客さんや従業員スタッフの安全面を考慮したオーナーがセブンイレブン本部に営業中止を要請したのに、本部は営業を続けるよう指示したという話です。ニュースでも取り上げられたから覚えてる人も多いでしょう。結局、本部の対応に世間の批判の声が上がったことで、ようやく営業中止の許可が下りたんですよね。

 こういうニュースを聞く度に、僕はオーナーに同情してしまいます。だって、24時間やる必要ないじゃんって常々思っているから。
 電車にも終電があるんだから、駅前のお店なんかはそれといっしょに閉めちゃえばいいのにって思います。もちろん、新宿の歌舞伎町とか、梅田の東通り商店街みたいに、深夜になっても人が行き交うエリアに出店しているお店は夜中に営業したらいい。その代わり昼は閉めるっていうね。

 そもそも、「24時間営業」のビジネスモデル自体が曲がり角にきてるんじゃないのって感じますよ。たしかに便利ですよ。だけど、そんなに緊急かつ重要な案件って年に何回あるよってわけです。突き詰めていったら、全然無いんじゃない?僕なんかは無いですよ。

 そうかそうか、おまえの言うとおり、これも時代の流れだよな~・・・とはならないんですよね。

 今から飲みに出るので、続きはまた明日書きます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA