「#もとの時間割に戻せ中央大学」でトレンド入り

 母校の中央大学が揺れている・・・なんでも、今年の春から多摩キャンパスでの講義のタイムテーブルが変更になったようで、1時限目開始が9:20⇒9:00になったんだそう。20分くらいどうした!という声が世の大人たちからは聞こえてきそうだが、良い子の学生たちにとっては死活問題である。
 マイペースな性格が災いし、かつて9時20分の開始時間に、7割の確率で遅刻していた僕からすれば、万死に値する。なぜなら、授業開始から20分経過した入場は、欠席扱いになってしまうからである。

 この影響で、多摩都市モノレールの始発駅でもある多摩センター駅では、通学時間が重なったために入場規制をせざるを得なかったという。
 それもそのはず、中央大学の隣には明星大学があり、もう一つ向こうには帝京大学があって、その3つの学校が一斉に9時開始となれば混雑するに決まっている。モノレールの駅構内はそれほど広くないから、一瞬でキャパオーバーだろう。

 多摩都市モノレールは、上北台駅(東京都東大和市)から多摩センター駅(東京都多摩市)までを縦に結んでいるが、立川南駅(中央線)と高幡不動駅(京王線)を介していることもあって、北から南へ向かう線の方がより混雑しやすい。
 そのため、こんな案内を作って混雑緩和への協力を促している。

 「京王線の調布駅から高幡不動駅経由で大学に向かうのと、橋本線に乗り次いで多摩センター駅経由で乗り換えた場合の時間と運賃は同じ」という事実を、13年経って初めて知って、若干勉強した気分になっているのもまた否定できない事実である。

 とはいえ、近隣の学生ならまだしも、埼玉や神奈川から2時間くらいかけて通っている学生もいるはずで、彼らにとっての20分は大きいと思う。

 時間を繰り上げざるを得なかった背景には、「ハッピーマンデー対策」があるようで、従来は「1コマ90分15回」だったのを「1コマ100分14回」にしたいよう。従来のままだと、どうしても祝日の月曜日に授業を実施せざるを得ない状況になってしまうから。
 それでもかまわないと学生は言うかもしれないが、教職員や学校関係者からするとそれは勘弁してよという声が聞こえてきそうで、今回の件は苦肉の策であったのかもしれない。

 僕はすでに中大OBの立場なので、利害は全くないので言いたいことを言わせてもらうと、京王線の多摩動物公園駅を利用すれば、混雑緩和になるんじゃないのかなと思う。特に高幡不動駅経由でモノレールに乗り換える学生はね。
 たしかに、駅からキャンパスまで20分くらい歩かなければいけないし、途中曲がりくねった上りの坂道が待ち構えている。とはいえ、モノレールの駅にしてもキャンパスの端に位置しているので、教室までは結局10分程度は歩かなければならないのは事実。文学部のある3号館なら話は別だが、大教室のある8号館にいたっては、端から端までキャンパス内を横断するハメになる。

 一方、多摩動物公園駅から歩いた場合、図書館の真裏にでる(キャンパスのちょうど真ん中あたり)ので、どの教室にもアクセスしやすい。そして、20分という時間は頭の中であれやこれや妄想をめぐらし、あーでもないこーでもないとブツブツ呟くにはちょうど良い時間なのである。それに、京王線の運賃だけで済むから懐にもやさしい。
 歩けばわかるが平坦な道ではない。しかし、社会に出れば坂道ばかりなのだから、慣れておくのも悪くない。なぜここまで自信満々に豪語するのかいうと、青春時代に僕が通い歩いたすばらしき通学路だからである。

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