気づけば今年もこの季節・・・年賀状!


 先日、足元の寒さ対策に電気ストーブを買って、部屋の環境がすごく改善されたことを書きました。実はこれには第二弾があって、それがエプソンのインクジェットプリンター(PX-105)なんです。昔、某家電量販店で販売応援を3年間やっていたからわかるのですが、プリンターって種類がたくさんありますよね。今回は印刷ができてランニングコストが比較的安く済むプリンターを探して、これに行き着きました。
 実は今までキヤノン製しか使ってことがなくて、エプソンは今回が初めて。今のところスムーズに動いてくれているので満足ですね。色もきれいに出ますし。例年、年賀状の準備は後回してぎりぎりまでやらなかったんですけど、今年は機械が新しくなったせいなのか、なんだかとっととやってしまいたい気に自然となりましたね。
 ところが、準備をしていたら、年賀状の発行部数が今年も減ったというニュースが・・・まぁ毎年言っていることですから、驚きはしないんですけどね。44億枚超だった2003年を機にそこから減る一方で、今年は24億枚超なんだそう。ピークの半分くらいですもんねぇ。高校時代にアルバイトで年賀状を配っていた僕からすれば、少し寂しい気もします。その時は、片手ではつかめないくらいの家がたくさんありましたからね。ポストにも入らないから、ピンポン鳴らして出てきてもらったりしましたよ。
 僕も3年前まで、お客さんや知人友人に手当たり次第出していました。出すもんだと思っていたので。だから、300通以上は送っていたと思いますよ。でもそれも、2年前から止めました。正直、書いていて楽しくなかったし、惰性でしかなかったですから。そんな気持ちで書くからよけいに、元々上手でない字がもっと汚くなってしまって。悪循環ですよ。止めたって、何も影響はありませんでした。
 形骸化ってこのことですよね。そうやって文化は衰退していくんだろうなぁって思います。
 書かなくなった理由は、なんといってもSNSやメールが普及したことだと思います。「あけおめ(あけましておめでとう)」「ことよろ(今年もよろしく)」なんて言われたりするように、気軽に送れますからね。LINE特有の「スタンプ」だけって人も多いですよね。
 もうひとつの理由は、「書けなくなった」こと。さっき「2003年を機に・・・」って書きましたけど、ちょうど同じ年に『個人情報保護法』が成立して即施行されているんですよね。これは無関係じゃないと思う。それまでは、会社の中で気の利く人が名簿を管理していたはずなんです。新人が入ってくればそこに加えたりしてね。12月頭くらいになるとそれが配られて、みんなそれを元に年賀状を送るという流れですね。ところが、個人情報保護法の流れでプライバシーやらなんやら言われるようになったんですよね。そういうリストを持っているのがダメだと。管理する側からしても年末の手間がなくなるわけだから、徐々にやらないようになったんじゃないかと思っています。きっと今後は、出さないことがあたりまえになるんじゃないかな。
 僕が今年用意した部数は、全部で30部ちょっと。ある意味、「残っている人たち」なので、大事にしていこうという気持ちはあります。その一方で、高齢などを理由に『終活年賀状』なるものも出てきたそうな。要するに、年賀状を送るのは今年で最後にしますねってこと。これも、平成という時代に起きた一コマとして後々語られることになるのかなぁと、ぼんやり思ったりします。

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